【こんな症例も治りますシリーズ 698】『 セカンドオピニオン診療 ワンちゃんの難治性外耳炎 』も適切な診断と治療で治します

↑ 上の写真は、ビデオオトスコープで検査した外耳炎です。

■ 黄色の矢印の先端は、鼓膜近くから生えている長い耳毛です。

■ 詳細は、本文をお読みください。

 

 

 

 

犬 2歳 トイプードル オス(去勢手術済み)

 

 

 

【 耳が痒い 】、ということで来院されました。

 

 

 

 

◆◆ 他院で治療したが、治らないとのことです。

 

 

 

■ まずはビデオオトスコープという、耳の内視鏡検査を行うこととしました。

 

 

 

■ すると、耳の奥の方から長い毛が生えており、鼓膜近くに強い炎症が起きていることがわかりました。

 

 

 

◆◆ 通常の耳鏡検査では、外耳道の入口のすぐ近くに生えている手前の毛と一緒になってしまい、いまいち確認が出来ませんでしたが、ビデオオトスコープでは飼い主さまと一緒に、動画で耳の中の奥深くまでを確認することができます。

 

 

 

◆ この子の場合、通常の外耳炎だけでなく、奥の方から生えている毛が、なかなか治りにくくしている原因と考えられました。

 

 

 

◆ 耳の奥の毛が長くなっていると、それがバイキンの増殖地になりやすいですし、外耳炎でタダレている皮膚に当たって慢性的な刺激になります。

 

 

 

◆ 後日、改めて麻酔下でのビデオオトスコープを用いた耳道内洗浄と抜毛を行うこととしました。

 

 

 

 

■ 原因を診断することができて良かったです。

 

 

 

獣医師 増田正樹

 

 

 

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